この冬、新しいスタッドレスタイヤを買いました。ダンロップのWINTER MAXX(ウインターマックス)です。
スタッドレスの大御所といえば、ブリヂストンのブリザックです。私の初スタッドレスです。
私など単純なので、買いに行くときは、スタッドレス氷をガリガリと引っ掻いて止まるようにしていると思ってました。
初めてスタッドレスを買いにタイヤショップでおススメだったブリザック。
店員さんの説明によると、タイヤの摩擦熱で氷の表面が溶けて、その水の膜で滑るんです。雨の日のハイドロプレーニング現象って覚えてますか、水でスリップするでしょう?で、このブリザックは「発泡ゴム」で、融けてできた水を吸収するので効きます、とのこと。
まあ、スポンジといったところでしょうか。セールストークを信じて買いましたがこれがよかった。寒冷地のブリヂストン信仰は根拠があると感じたのでした。
高価ではありますが、他と比べると耐久性もあって、それだけ技術費がかかっている(効果がある)のだと思えばいいのかな、という感想です。
3年履いて、買い替え。「スタッドレスはやはりゴムだよね~」とタイヤショップに行くとYOKOHAMAのアイス ガードに「吸水ゴム」という宣伝文がありました。 店員さんの説明も、その名のとおり水を吸水します、とのこと。
ブリヂストンよりかなり安いけどどう?、と質問すると、柔らかい(=減りが早い)ですとのお答え。雪道運転に自信はないし、3年で交換すればいいかなと買いました。
効きは文句ないですが、価格どおり2~3年分の耐久性といった感想です。(私の車は代々車両重量で1.4tは超えてますので…。)
さて、2012冬の買い替えです。ブリヂストンもYOKOHAMAのゴムも進化していました。タイヤショップに行って店員さんに声を掛けないのもどうかと思って、ダンロップのナノフィットゴムはどうですか?と聞いてみました。
どうやらダンロップは今まで氷をガリガリと引っ掻いて止まるタイプだったらしいです。今年は引っ掻き力ではなくて密着力に路線変更した新しいゴム、とのこと。ん~、吸水ゴムではないんですね。
これが氷に威力を発揮するのかカケですが、買ってしまいました。まだ路面が凍ることもないし、雪も降らないので効果のほどはわかりません。
すぐにブリヂストンかYOKOHAMAを買い直す羽目になるのかと今シーズンはドキドキです。
はたしてダンロップの寒冷地での可能性はいかに、というところです。
~私的メモ~
あくまでも個人的な意見ですが、アイスバーンの多い寒冷地なら、いまのところ初スタッドレスはブリヂストンかYOKOHAMAがいいと思います。(雪が多くても気温はそれほど低くない地域ではまた違うのですが…。)
ブリヂストンとYOKOHAMAは今までの評価が良いし、ゴムはバージョンアップだけなので今までより性能が良くはなっても落ちていることはないでしょう。
ダンロップのゴムは今年初めてなので、この1年待って評価を見てからのほうが失敗はないでしょう。
(ダンロップ関係者の人、すみません…。個人では買ってみたから許してほしいけど。)
納得して買える人はなんでもいいのですが、迷うならブリザックかアイスガード、できるだけ最新の製品を。
理由は、氷上のスタッドレスがどのくらい効き目あるのかわかるからです。無理な運転をすれば高性能スタッドレスだって滑ります。高性能だと運転技術のあるなしに関係ないぶん安心できます。
私の住んでいるところはいわゆる寒冷地。12月20日を過ぎると3月初めまで平均気温が氷点下です。約3か月間は朝夕アイスバーン走行にハラハラすることになります。
今シーズン ダンロップのWINTER MAXXにした私は、周囲から冒険者に見られています。